アレクサンダー・テクニックの学校【本の紹介】

更新日:2007年11月11日

 このコーナーでは、アレクサンダー・テクニック (アレクサンダー・テクニーク)に関する本を紹介します。
 なお、以下に紹介する本は、アレクサンダー・テクニックを学習する助けにはなりますが、 本を読むことのみによって、アレクサンダー・テクニックを理解するのは、不可能だということを お断りしておきます。

ATの本 ATに関する雑誌記事 ATを使った能力開発 参考になる本

○ アレクサンダー・テクニック(アレクサンダー・テクニーク)の本

【書名】 アレクサンダー・テクニックの使い方

【副題】 リアリティを読み解く
【ISBN】 4414403553
【著者】 芳野香
【出版社】誠信書房 2003.7 

 日本在住の日本人のアレクサンダー・テクニックの教師のなかで、もっとも教えている経験年数が長い 著者による、日本人のための本。
 個人的には、若干賛成しかねる記述もありますが(例えばプライマリー・ コントロールの定義に関するところ)、このページで紹介した本のなかで、もっともアレクサンダー・ テクニックを日本語で理解するのに役に立つ本です。


【書名】 ボディ・ラーニング

わかりやすいアレクサンダー・テクニーク入門
       ISBN:441440276X
 【原書名】BODY LEARNING :
      AN INTRODUCTION TO THE ALEXANDER TECHNIQUE
 【著者】 マイケル・ゲルブ
 【訳者】 片桐ユズル,小山千栄
 【出版社】誠信書房 1999.11

 アレクサンダー・テクニックについて、分かりやすくコンパクトにまとめた本。第1章はF.M.アレク サンダーさんの伝記。第2章で基本的な考え方の紹介、さらに後に続く章でアレクサンダー・テクニックを 使った能力開発、教育現場への導入の試みなど、興味深い文章が 多い。
 翻訳者の片桐ユズルさんによる、巻末の外国人の教師が使う単語集も役に立つ。


【書名】 ひとりでできるアレクサンダー・テクニーク

     心身の不必要な緊張をやめるために
       ISBN:4414414202
 【原書名】 Principles of Alexander Technique
 【著者】 ジェレミー・チャンス
 【訳者】 
片桐ユズル
 【出版社】誠信書房 2006.6

 アレクサンダー・テクニークの原理と生理学的な説明を、わかりやすく 書いてある本。
 巻末の資料ページも充実している。
 8ページと81ページに掲載されているレッスンの写真の生徒は、 私かわかみひろひこである。
 個人レッスンの先生の選び方という章があるが、内容の一部に賛成できない。 「音楽家は音楽家の教師についた方がよい」というのはナンセンス。そこが残念。


【書名】 アレクサンダー・テクニークの学び方体の地図作り

       ISBN:4414402654
 【原書名】How to Learn the Alexander Technique: A Manual for Students
 【著者】バーバラ・コナブル,ウィリアム・コナブル(ビル・コナブル)
 【訳者】片桐ユズル・小山千栄
 【出版社】新水社 1997.06

 ボディ・マッピング(自分自身の身体の思い込みからの解放)と アレクサンダー・テクニックについて、分かりやすく書いてある、とてもよい本。分かりやすいので、 この本を読めば、アレクサンダー・テクニックの基本的な概念を理解できます。もちろん レッスン経験が必要なのは、言うまでもありません。
 著者のひとりのビル・コナブルさんは、 ボディ・マッピングの創始者であり、ほぼ毎年夏に日本でワークショワークショップを開催していら っしゃるので、 この本を読んだ方には、そちらに出席されるか、少なく とも他の教師からアレクサンダー・テクニックについての個人レッスンを受けること をおすすめします。 そうしたら、これまでに経験したことのない、豊かな自分自身についての体験をする ことができます。
 もうひとつ付け加えますが、多人数を対象にしたスライドを多用した講義方式のクラスでは、 アレクサンダー・テクニックも『ボディマッピング』も、理解することは困難です。耳学問で 終わらせないためには、レッスンが不可欠だと思います。


【書名】 能力を出しきるからだの使い方アレクサンダー・テクニーク入門


 【原書名】Alexander Technique The Revolutionary Way to Use Your Body for Total Energy
       ISBN: 4434082566
 【著者】サラ・バ−カ−
 【訳者】北山耕平 
 【出版社】ビイング・ネット・プレス 2006.8

 著者は、F.M.アレクサンダーさんの第1回トレーニングに参加したマージョリー・バーストウ (他の人は終了するのに4年かかったが、彼女は3年で終了した)の育てたアレクサンダー・テクニックの教師。 この本のテーマは、『アレクサンダー・テクニーク』の自習で、自習するた めの様々なヒントが記載されているので、アレクサンダー・テクニックの個人レッスンをすでに 経験された方にはお勧めです。歴史的な名著と言えるでしょう。
 かつて原著の初版が『アレクサンダー式姿勢術』という邦題で出版されましたが、今回原著の第2版を 北山耕平氏が丁寧に翻訳しなおしてくださいました。


【書名】 アレクサンダー・テクニークによる変容の術

       ISBN:4883850072
 【原書名】THE ART OF CHANGING
 【著者】グレン・パーク
 【訳者】
片桐ユズル・小山千栄
 【出版社】誠信書房 1999.11

 第一部は、オーソドックスなアレクサンダー・テクニックのガイドとなっている。
 第二部は、アレクサンダー・テクニックを応用して、サイキック的な能力を開花 することへのガイド。サイキックに興味がある人には、面白いかもしれません。
 なお、著者のグレン・パークさんは、2006年1月にATA(アレクサンダー・アソシエーツ) で、一般向けのワークショップを開催した。


【書名】 アレクサンダ−と私

      「アレクサンダ−・テクニ−ク」への道《絶版》
       ISBN:4915906000
 【原書名】
 【著者】ル−リ・ウェストフェルト
 【訳者】
片桐ユズル 
 【出版社】壮神社 1992.10

 F.M.アレクサンダーさんから、アレクサンダー・テクニックの教師になるための 第1回トレーニング・プログラムに参加したル−リー・ウェストフェルトさんの書いた本。当時の アレクサンダーさんのレッスンの様子や彼女自身の学びの過程を生々しく描いている。
 彼女は、 アレクサンダーさんに対してかなり批判的だが、彼女のアレクサンダーさんへの非難を読み飛ばし て本書を読んでみると、アレクサンダーさんが、すばらしい教育者であったことが分かる。
『アレクサンダ−と私』を投票で復刊! 
なお、投票しても購入義務は発生しません


【書名】 ナースのための補完・代替療法の理解とケア

     ISBN:4051522369
 【編者】川嶋 朗
 【出版社】学習研究社 2004.10

 アレクサンダー・テクニックの概要について、西岡寛さんが執筆されています。 またアレクサンダー・テクニックのケーススタディーについて、私の同級生 うえはらともこさんが執筆されています。


【書名】 図解アレクサンダー・テクニーク

     ISBN:4882823934
 【著者】 グリン・マクドナルド
 【出版社】産調出版 2004.12

 写真の多い本。お台所仕事をしたり、赤ちゃんをだっこしたり、楽器を演奏したり、 歌ったり、乗馬をしたり。。。アレクサンダー・テクニークを使って、日常&非日常 のありとあらゆることをしている写真が豊富。
 アレクサンダー・テクニークがありとあらゆることに役立つことがビジュアル的に 分かる本。
 なかには間に合わせで挿入されたような、太極拳の演武のように、じゅうぶんに アレクサンダー・テクニークも太極拳も使えていない写真もある。


【書名】 アレクサンダー・テクニーク (文庫)

       悪い姿勢の習慣を正し、健康を改善する
     ISBN:4882824647
 【著者】 ロバート・マクドナルド
 【出版社】産調出版 2006.3

 『図解アレクサンダー・テクニーク』とよく似た本。写真・イラスト多数。文庫版だけに手軽。
 しかし、残念ながら、乗馬のイラストのように、人間のイラストが稚拙なものもある。 。



○ アレクサンダー・テクニックを紹介している記事

『ダンサーのためのボディコンディショニング第2回』


 ダンス雑誌DDD(ダンスダンスダンス)2007年5月号 フラックス・パブリッシング

 『アレクサンダー・テクニックの学校』主宰 かわかみ ひろひこ が取材を受けました。
 記事の生徒さんは、モダンダンサーの山田海蜂さん。新体操日本代表としてアトランタと バルセロナの2つのオリンピックに出場された方です。彼女の率直な感想が興味深いです。


『身体軸の先端首に着目せよ! 第4部アレクサンダー・テクニーク 頚部の解放がもたらすもの』


 秘伝2006年8月号 BAB

 『アレクサンダー・テクニックの学校』主宰 かわかみ ひろひこ が取材を受けました。  ライターさんの手で分かりやすくまとめてあります。 取材当日の3時間もののレッスンの内容の1/4が掲載されています。
 ちなみに、当日のグループの参加者は、音楽家たちでした。


『アレクサンダー・テクニークに学ぶ自然なバランスと習熟ではない上達のメカニズム』


 秘伝2003年4月号 BAB

 京都にて、北村綾子さん・秋田谷尚之さん(ともに ATIアレクサンダー・テクニック・ インターナショナル公認教師)が主催する、『アレクサンダー・テクニークの会』に雑誌の編集部が記者を派遣 して掲載した記事。
 『アレクサンダーと私』(前掲)から、文章を多く引用して、アレクサンダー・テクニックについて、要領よく まとめており、武道雑誌に載った記事だが、武道に興味のない人にも、参考になる。また、記者のアレクサンダー・テクニックについての 誤解が多少あるが、初心者の視点で、好意的にお二人のアレクサンダー・テクニックのグループ・レッスンの 様子を伝えている。


『アレクサンダー法』『アレクサンダー法の活用』


 週刊インサイド・ヒューマンボディ 2003 10/7 103号 

 イギリスのデアゴスティーニ社の『Inside THE HUMAN BODY』を基に製作されているビジュアル型の週刊誌。
 厳密には治療法ではないとしながら、内科領域の病気からの回復に役に立つと紹介されている。そして、 『アレクサンダーさんの発見』の原理を短く簡潔にまとめている。
 イギリスでアレクサンダー・テクニックがどのように受けとめられているのかが分かって、興味深い。
 写真家で、アレクサンダー・アライアンスを修了した教師でもある多田明弘さんから情報の提供をいただきました。



○ アレクサンダー・テクニックを使った能力開発について書かれた本

【書名】 ダ・ヴィンチになる!―創造的能力を開発する7つの法則


       ISBN:4484003015
 【原書名】How to think like Leonardo da Vinci 
 【著者】 マイケル・J・ゲルブ 
 【出版社】TBSブリタニカ 2000.3

 後掲『ジャングリングではじめる驚異の能力開発 』の著者による日本での最新刊。 自分自身の能力を開発するツール(アレクサンダー・テクニック、マインドマップ、 ジャグリング、遠近法による描画)を、たくさん紹介している。
 『アレクサンダーさんの発見』を『アレクサンダー療法』と訳しているのが、 とても残念である。


 【書名】ジャングリングではじめる驚異の能力開発《絶版》

      ISBN:4881352210
復刊を希望する
 【原書名】LESSONS FROM THE ART OF JUGGLING 
 【著者】マイケル・J・ゲルブ,トニー・ブザン 
 【出版社】翔泳社 1995.4

 ジャグリングの基礎から丁寧に記載されている。しかし、この本はそれだけでなく、 ジャグリングの学ぶ過程の気づきから、自分自身の能力を開発する方法について書かれている。 著者の1人のマイケル・J・ゲルブは、アレクサンダー・テクニックの教師でもあり、実は この本は、アレクサンダー・テクニックを使った学び方について 書かれた好著である。残念ながら、絶版となっている。


『眼科への挑戦 視力は回復する ISBN:4803307350《絶版》 復刊を希望する

 【著者】オ−ルダス・ハクスリ−
 【訳者】中谷光明
 【出版社】大陸書房 1983.06

 著名な作家である著者は、F.M.アレクサンダーさん自身から、アレクサンダー・テクニックを 学んでいた。この本は、アレクサンダー・テクニックのアイディアを使って、ベイツ・メソッド などの視力回復訓練法を行う方法を紹介している。



○ その他参考になる本

 【書名】 音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと

 タイトルが長いボディマッピングの本。
 骨格の説明が多く、筋肉や内臓には触れていないが、不調を抱えている人には 骨格に関する思い込みが強いので、情報を絞ったという点で良書と評価できる。

 ボディマッピングに特化し、アレクサンダー・テクニックそのものについての 説明はほとんどない。また、ボディマッピングに関しては、広く浅く書かれてい るので、、人によっては不必要な情報ばかり 読み、必要な情報を受け取れない可能性もある。
 アレクサンダー・テクニックのレッスンを受けるか、 少なくとも同じ著者の前掲『アレクサンダー・テクニークの学び方』を 併読されるおすすめします。

 同じ著者により、
『音楽家ならだれでも知っておきたい「呼吸」のこと―美しく豊かな歌声のために』 という本も日本語訳が出ているが、イラストの正確さや美しさは、 本書にはかなわない。


【書名】 演奏家のための「こころ」のレッスン

 共著者の1人のガルウェイ氏は、テニスのコーチとしてスタートし、 最近はAT&Tの経営改革でも活躍した。最近流行のコーチングに 大きな影響を与えた。
 本書は、アレクサンダー・テクニックの本ではないが、アレクサンダー・ テクニックの抑制(inhibition)にも通じる原理について、非常に分かり やすく説明している。


【書名】 インナーワーク


 著者のガルウェイ氏がAT&Tにおける経営改革の経験を語った本。  本書も、アレクサンダー・テクニックの本ではないが、アレクサンダー・ テクニックの抑制(inhibition)にも通じる原理について、非常に分かり やすく説明している。上記の『演奏家のための。。。』よりも、こちらの方が分かりやすい。


【書名】 カラースケッチ解剖学

 英語・日本語の対訳つきの色塗り解剖学の本。  直近の改訂により、より動きに焦点が当てられた。骨格と筋肉の関係・ 神経系・内臓系について、調べるのに便利な本。






【書名】 内臓が生みだす心

 ボディマッピングは、からだのパーツの大きさや長さに関する単なる 地図作りではない。
 機能を知って、思い込みをやめるのが眼目なのだ。
 本書は、ボディマッピングの本ではない。しかし、ボディマッピングの本 では語られていないが、実際のレッスンでは語られる、内蔵の機能に 関する話題が一部記載されている。

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